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災害時優先電話モデル

災害時優先電話モデル(特許第4549435号)

 電話回線網において、大規模災害が発生した時や、チケット予約の受付が開始された時に、安否確認や予約の為の電話が一斉に発生します。そのような場合に電話網がパンクしてしまう事を防ぐ為に、通信量を制限する制御が行われていて、その為に電話が繋がらない事が起きてしまいます。(※1)
この様な場合でも、災害時優先電話モデルでは「重要な電話」を見分けて他の一般的な電話よりも優先させて接続させる事が出来ます。(※2)
※1 この様な状態のことを、「輻輳(ふくそう)」と呼びます。
※2 重要回線(110番等)は優先して接続させる様になっていますが、一般の電話では優先される区別が無く、全ての電話が繋がりにくい状態になります。
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●災害時優先電話モデルを導入した場合のメリット
●災害時優先電話モデルの概要
●こんな時に便利なモデルです
●災害時優先電話モデルの仕組み
●災害時優先電話モデルを導入した場合のメリット
一般的な電話よりも優先させる事で「重要な電話」を接続させる事が出来ます。
「重要な電話」である程、繋がらないと何度も発信し直す行為が増えて、さらに輻輳状態が悪化してしまいます。その為、「重要な電話」を優先させて通話させる事で発信し直す行為が減り、輻輳状態が緩和します。
発信の履歴でシステムが「重要な電話」なのかを判定するので、事前に「重要な電話」として登録を行ったりする必要がありません。
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●災害時優先電話モデルの概要
 災害時には輻輳状態になりやすい為、家族間での安否確認などの「重要な電話」も、一般的な他の電話と同様に繋がらない事が起きてしまいます。しかし、「重要な電話」は相手同士でお互いに発信し合っている場合が多い為、交換機システムがこの様なお互いに発信し合っている電話を他の一般的な電話よりも優先させる事で「重要な電話」を接続させる事が出来ます。
・電話以外の用途でも様々な通信に応用する事も出来ます。
・災害時に限らず、イベントや通信インフラの障害時にも効果を発揮します。
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●こんな時に便利なモデルです
モデル@ モデルB
モデルA モデルC
 災害時に、母親が息子を心配し電話をかけますが、電話網が輻輳状態で繋がりません。一方、息子も母親が心配していると思い電話をかけます。本来ならば電話網が輻輳状態ですから繋がりにくく、通話する事が出来ないかもしれません。しかし、この災害時優先電話モデルを使う事により交換機システムが「重要な電話」と判断をして、他の一般的な電話よりも優先させて接続させる事が出来て、無事である事を伝える事が出来ます。
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●災害時優先電話モデルの仕組み
フロー@
↓
フローA Aさんが、Bさんに電話をします。- @
ライン
↓
フローB 交換機システムが Aさん Bさん に電話をかけた発信の履歴を記録します。
ライン
↓
フローC 回線が輻輳状態の為、電話が繋がりません。
ライン
↓
フローD 今度は逆に、Bさんが、Aさんに電話をします。- A
ライン
↓
フローE 交換機システムが過去に Aさん Bさん の発信の履歴があるかを判定します。
ライン
↓
フローF 発信の履歴が記録されているので、発信の履歴がない電話より優先させて通話させます。
ライン
システム図
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